1996.12.■. 
「スミス記念堂」保存
彦根市長も協力姿勢援助要望の運動団体に
中島市長(右)にスミス記念堂保存への援助を要望する筒井正夫会長=彦根市役所で
 彦根市城町の「スミス記念礼拝堂」の保存運動に取り組んでいる滋賀大学教授らのグループが二十九日、中島一・同市長に対し、記念堂の移築・保存への援助を要望した。同市長は「運動の盛り上がりには敬意を表する。どういう方法があるか考えたい」と市としても協力する姿勢をしめした。
 保存運動をしているのは、「スミス記念堂を彦根に保存する会」(会長・筒井正夫滋賀大学経済学部助教授)。都市計画道路拡幅のため、解体、撤去されることになっている日本聖公会彦根聖愛教会の礼拝堂が「歴史的、文化的に極めて貴重な建物として、十一月十八日に会を結成、移築、保存に向けて寄付を募るなどの運動を進めてきた。
 筒井会長らによると、これまでに二百七人から二百三十八万円の寄付が集まっているという。会は移築、保存のためには約三千万円が必要と見ている。将来は第三セクター方式やナショナルトラスト方式など可能な限りの保存運動のあり方を検討するとしている。
 中島市長への要望では、こうした運動の経緯にもふれた上で、スミス記念堂の移築先用地の提供と保存に対する援助を申し入れた。筒井会長は「貴重な建物を保存するというだけではなく、彦根のまちおこしや国際交流にもつながる」と話している。会は十二月六日夜、彦根市民会館でクラリネット奏者の若代孝三さんを迎えてチャリティコンサートを開き、募金活動の説明をする予定。



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